単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読んだ:死の比較宗教学(『死の科学と宗教』)/刀ミュ「三百年の子守唄」に寄せて

脇本平也 著 岩波講座 宗教と科学7,1993 アドベントカレンダー「人間をケアする」を読んでくれた後輩さんが勧めてくれたもの。 筆者の恩師が自身の死に寄せて記した文章を読み解きながら、筆者自身の考察をしていく。 誰かの死について考えた理論は、自分の…

読んだ:図解雑学 神道(ナツメ社)

井上順孝 著 左ページが解説文、右ページがポンチ絵っていう構成。無理やりな図もあるのでそれはそれで面白い。一ページ図が挟まるだけでだいぶ読みやすい気持ちになるのね。 内容はこんな感じだった(目次から章タイトルを抜粋): 神道とは何だろう? 神社 …

読んだ:丕諸の鳥

小野不由美 著 これで刊行済みの十二国記シリーズは全部読んだかな? カバー裏より 己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。 というわけで、男性ばかりの短編集でした。 丕諸の鳥 なんで工芸品のことこんな…

(昔の日記から)

まあ、見えている不安だって、対処するのは未来の自分であって今の私ではない。 青江がいなかったら、自由意志を丸ごと愛そうと思わなかった。(中略)「正しいと楽しい」を区別しようともがかななかった。 自分のできること、人と違う部分に自覚的であるこ…

読んだ:風の万里 黎明の空 下

小野不由美 著 その後の話で、慶の中の人によく「王と一緒に反乱した」って書いてあって何事と思ってたんだけどやっとわかった! 夕暉、明らかに賢いのに後の話で見た覚えがないのなんだろうと思ってたら、ちゃんと学生になったってことなのか。先が楽しみだ…

読んだ:病を引き受けられない人々のケア

石井均 著 図書館をうろついていて、タイトルがぱっと目に入って、手に取りめくってみた。目次で「借りる!!」と思った。 本書の登場人物 これは、糖尿病専門医による、医療や他分野の著名人との対談集である。登場するのは以下の人たち。 河合隼雄 養老孟…

読んだ:風の万里 黎明の空 上

小野不由美 著 「丕緒の鳥」よりも先にこちらを手に取った私は偉かった。 「華胥の幽夢」に出てきた人たちがたくさん出てきた。先に「黄昏の岸 暁の天」を読んでいたので、宮中の二人の背景を後から知った。李斉の世話をする場面しか知らなかった。人は変わ…

読んだ:華胥の幽夢

小野不由美 著 短編も面白い……(泣いてる) 何日かかけて読んだのでうろ覚えも多い。 今さらだけどすごいネタバレなので未読の方は気をつけてね。 冬栄 「魔性の子」と「黄昏の岸 暁の天」読んだ後にこれ読むと「泰麒……」ってなる。幼く無知ながら、一生懸命…

読んだ:フェミニズム 思考のフロンティア

竹村和子 著 なお、「フロンティア」とあるが、本書の発行は2000年である。 前置き だって例えば名字を変えなきゃいけないのとかおかしいと思うわけよ 特に結婚に際して、「理不尽である」と思うことが多かった*1。私は時折、自分が害されているような、気持…

読んだ:黄昏の岸 暁の天

小野不由美 著 驍宗は!?!?!??? あー、びっくりした。まさか驍宗がどうなるのか解決しないとは思わなかった。前田珠子の「さしのべられた腕」以降の衝撃だった。*1 いや、「黄昏の岸〜」に不満があったわけではないです。びっくりしただけ。 これまで…

読んだ:魔性の子

小野不由美 著 十二国記シリーズの一作目。 何年も前に、今もお世話になっている先輩に「月の影 影の海」を貸してもらった。細かいところは覚えていないけれど、人間の強いところ……正義を貫くこと、みたいな感触が残っていて、それがその人本人の印象と近い…

読んだ:職業としての「編集者」

片山一行 著 還暦くらいの編集者さんの、ビジネス書編集についての本 著者の言いたいことを大事に、読者にわかりやすくする 体裁は大事 表紙、文字組み、帯、袖?、表紙1〜4全部、紙質、見出し、本文の強調とか 図は図だけで理解できるように 売れることをな…