単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

単品

読んだ: 「ユマニチュード」という革命 : なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

イヴ・ジネスト, ロゼット・マレスコッティ 著 本田美和子訳(2016) 「ユマニチュード」という革命 : なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか | NDLサーチ | 国立国会図書館 すごくよかった! 現場にいた頃には……きっと読めなかっただろうけど、理想と…

読んだ:風にあたる 第2版

山階基(2019)*1 風にあたる 第2版 | NDLサーチ | 国立国会図書館 国立国会図書館サーチでは第2版と初版が別に立てられている。 山階さんの短歌、たぶん「穀物」で読んだことがあるはずだ。東京文フリで、何年も前に。怪獣にもいらっしゃらなかったっけ……と…

2024年の目標:責任を負い、責任を果たす

明けましておめでとうございます。 旧年中はアドベントカレンダーにお付き合いくださり、ありがとうございました*1。さっき目次を作りましたので、よろしければどうぞ(記事の一番下です)。 pinnni.hatenablog.com アドベントカレンダーに何度か登場した梔…

部分的に読んだ:君の鳥は歌を歌える

枡野浩一 著(1999) 君の鳥は歌を歌える (マガジンハウス): 1999|書誌詳細|国立国会図書館サーチ 四半世紀前の本だ。枡野さんの短歌コーナーに「古き良き」端正な歌ばかり来る、という嘆きの一節を見て、そんな時代があったのかと思う。高校生の頃ダ・ヴ…

2023年の目標、中間振り返り:どこまでが水かわからない水

7月も下旬に入ってしまった。梅雨が明けそうですね。 2022年が半分終わって、しばらく経過しておりますが、去年に倣って、今年の目標に沿った上半期の振り返りをします。 今年の目標は「淀まない」でした。 pinnni.hatenablog.com 2023年上半期ダイジェスト …

一人でどこにでも行けると思っていた

一人でどこにでも行けると思っていた時期が、俺にもありました。(某ラジオのコーナー「俺にもありました」) 私は一人でどこにでも旅行に行った。前職と現職の間の空白の時間では、一週間かけて滋賀・奈良・京都を一人でうろうろした。二泊だろうが三泊だろ…

2023年の目標:淀まない

明けましておめでとうございます。 年が明けてから、かなり時間が経ってしまった。皆様、2023年には慣れましたでしょうか。私は今のところ、「誤ってファイル名に202201xxと付け、ソートして行方不明にする」というミスはまだしていません*1。 今年の目標を…

だけどこれも全部過去になってしまうんだよな

っていう気持ちになることがある。古い記憶だと、中学校を卒業する前とか。最近だと、引っ越す前とか。 原稿を書くのにちょうどいい場所を見つけた。最近も(原稿をしているので)よく、そこにいる。こんなに気持ちのいい明るい場所で、他人の気配やざわめき…

2022年の目標、中間振り返り:勝てない戦に勝ちに行く

2022年が半分終わらんとしております。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 こちらの2022上半期は、 九州に引っ越した 業で後輩が(ほぼ初めて)できた #札引いて書くやつ 78枚分完走 連句完走 5月に新刊1冊出た 梔子が2年ぶりに咲いた ロボット掃除機の導入…

たまはひとつもわれなかった

引っ越して一ヶ月になる。 ちょっとずつ慣れてきたらしい*1*2*3。それで、ふと気が緩むのかもしれない。不意に、前居のある街をありありと思い出して、猛烈に寂しくなっている*4。でもそれ、潰れちゃったパン屋さんがあった頃の情景だったりするんだよね。帰…

2022年の目標:勝てない戦をする

今年は勝てない戦もします。 これまでの目標 2017年「自分で自分を惨めにしない/絶対、絶対幸せになろうな/「知らない」と「嫌い」を混同しない」 2018年「人間をケアする」 2019年「愛の観察ツアー(徒歩)」 2020年「感情を楽しみ、意思で決定する」 2021…

くだらない話の続き / あなたには伝えられない言葉

先日noteに「くだらない話」のことを書いた。 note.com ここでお世話になった友人に、あの時話を聞いてくれたおかげでこのように事態が好転しました、という顛末を書き送った。本当に助かったから。 こんなご時世でなかったら、もっと早くに助けを求めていた…

部分的に読んだ:川端康成全集 第16巻 文学時評 1

新潮社(1975) 川端康成全集 第16巻 文学時評 1 (新潮社): 1975|書誌詳細|国立国会図書館サーチ (メモ)ここに書いたとおり、気になった部分は手元に取っておいた。 見た:新潮日本文学アルバム 43 横光利一 - 単品と単品 この間、愉快で聡明で信頼…

2021年の目標:提供

(ツイート再掲・編集) これまでの目標を振り返る 2018年「人間をケアする」 2019年「愛の観察ツアー(徒歩)」 2020年「感情を楽しみ、意思で決定する」 他者へ何をするかから、他者・自分の感情、そして自分の感情・意思と、関心が外から内に向かっていき…

読んだ: 「つながり」の進化生物学

岡ノ谷 一夫 著 https://www.amazon.co.jp/%25E3%2580%258C%25E3%2581%25A4%25E3%2581%25AA%25E3%2581%258C%25E3%2582%258A%25E3%2580%258D%25E3%2581%25AE%25E9%2580%25B2%25E5%258C%2596%25E7%2594%259F%25E7%2589%25A9%25E5%25AD%25A6-%25E5%25B2%25A1%25…

自分で自分の機嫌を取らない

自分の機嫌の取り方について再考している。前回、機嫌の取り方について書いたときから、少し違うことを思うようになった。記録しておく。 2018年アドベントカレンダーにおける機嫌の悪さと対処 2018年のアドベントカレンダーで、機嫌の悪さと対処について書…

腹痛を抱擁

※体調不良の話です。 激しい腹痛 お腹が痛い。 一行目から太字を使うくらい痛い。*1 お腹が痛い時、痛みについて、しばしばこのように文句を言いたくなる。 「痛い痛い痛いふざけんなこれはあんたの身体でもあるんだzあああああああああ!!!!!! ばかや…

マインドフルネスの本を読んでいたら自分に身体があることに気が付いた話

私は自分に身体があることを知らなかったのでは? 私にしては重大な発見だったので書いておく。*1 自分の車幅がわからない 私は自分の幅がよくわかっていない。少なくともそう思っていて、周囲にもそう言ってきた。 例えば角を曲がりきれずに壁にぶつかった…

(昔の日記から)

まあ、見えている不安だって、対処するのは未来の自分であって今の私ではない。 青江がいなかったら、自由意志を丸ごと愛そうと思わなかった。(中略)「正しいと楽しい」を区別しようともがかななかった。 自分のできること、人と違う部分に自覚的であるこ…