小野不由美 著
- その後の話で、慶の中の人によく「王と一緒に反乱した」って書いてあって何事と思ってたんだけどやっとわかった!
- 夕暉、明らかに賢いのに後の話で見た覚えがないのなんだろうと思ってたら、ちゃんと学生になったってことなのか。先が楽しみだね。
- 筆者はファンタジーが描きたいのではなくて、書かなければならない信念があって、それをファンタジーとして描いている感じがする……うまく言えないけど。フランス料理が作りたいんじゃなくて、こだわりの岩塩を使いたくて、それを一番美味しく食べられるのがフランス料理だと考えてフランス料理を作っている、みたいな……(?)
- 戦争の描写がなんでこんなに上手いんだろうか。戦略から、戦い方、市民の動きまで。
- 十二国記には救いがない前提があるように思われる。最近はだからこそ安心して読めるようになってきた。もともと絶対うまくいくことはない。世界は私のためにあるわけではなくて、理不尽でつらい。では、どうする? ……最後は自分に委ねられるところが。