これは2023年アドベントカレンダー「淀まない」第9日目の記事です。
昨日は、短歌や二次創作小説において、他人の作品に対して「私が先にそれを詠み/書きたかった……!」と思うときのことについて書きました。精進あるのみ。
12月も14日になっています! アドベントカレンダーは折り返しを過ぎました。はや、はやい……。今年は体力温存を優先しているため、一本の中身が去年より軽くなっています。あんまり喋った気がしない……! もっと喋りたい……!*1
もっと喋りたい、のですが、やはり睡眠が好きなので、今日は思索の少ない話題でいきます。今年見た水辺の話をします! やったー!
私は水辺が大好き。澄んだ水、湧きだす水、流れる水、落ちる水が大好き。
では行ってみましょう。時系列です。
初日の出、の出てくる前。太平洋*2。
初詣のつもりではなかったけどその時期に訪れた宇佐神宮、の、脇の水、だと思う。当時の遠出メモに「帰り道の横に清水がけっこうな勢いで走っていて最高だった。小さな滝もあった。」と残されている。
宇佐神宮は、集英社コバルト文庫『姫神さまに願いを』(藤原眞莉/著、鳴海ゆき/イラスト)*3でめっちゃ出てきたところで、ずっと憧れていた。行けて嬉しかった! あと、宝物館で刀剣特集をしていた*4。
おさんぽの近侍はねねさんにお願いした(御神刀だから)。はるか九州の神社を楽しんでくれたらいいんだが。
これは、たぶん、うなぎひめ神社、の参道にある小さい川。宇奈岐日女神社。由布院にある。
この神社を見つけたときの遠出メモ、歓喜が爆発していて面白いのでそのまま転載する。
しょうがないので引き返した。作戦を立て直せそうなところあるか……と悩んだけれど、まさにそのうなぎひめ神社があったのを思い出して、駐車場に停めた。そしてそれが大正解だった。宇奈岐日女神社という。森の端みたいなところで、朝日が杉を過ぎて差し込んで、大きな切り株にしめ縄が巻いてあって、そしてなんと、なんと、本殿が池に浮いて存在した。わかる? 池をこう、橋を渡って参拝するのだ。すごい。歓喜に打ち震えながら参拝した。池には鯉がいた。昨日の宇佐神宮で、私は森の中にあって清水が流れている神社が大好きだなと思ったのだけれど(日吉大社とか)、これじゃん!となった。これじゃん……! しかも宇佐神宮と違ってよりコンパクトだ。(中略)全然写真がうまく撮れなかったな。いいや、最高の神社があることが分かっただけで。嬉しいな……嬉しいな。摂社にも詣でながらひたすら感謝してた。ありがたい……。(中略)
建立当時の神様は、由布岳の権化説と、湯布院盆地の沼沢の精霊説があるらしい。沼沢の精霊!! ありがたい!! 好きなわけだ……。(中略)
苔もよかったし、杉の光もよかったし、境内に入る前に涼しい細い沢を越えたのも最高だった。本当に好きな神社。嬉しいな。
あ、この、「境内に入る前に涼しい細い沢を越えた」が写真の細い川なんだな。
これは行きつけの野*5、のほとりの川。冬。
上と同じ川。こっちは初夏かな。水の色が鈍色から青くなっている。
これはでかい吊り橋からの景色。ずーっと手すりにくっついて下を見ていた。
吊り橋の先。ここを私の日光と呼ぶ*6。
私の日光にはこういう川もある。大谷川(日光市)顔負けの美しさだぜ。
7月の瀬戸内海。ピンクのは自作のぬい*7。
瀬戸内海を電車で通る時、曇りの日が多いのだけれど、このときは晴れていて嬉しかった。
高千穂峡。見えているのは真名井の滝という(まないのたき)。
ここは宮崎県でもっとも有名な観光地らしい*8。ただし宮崎空港からより熊本空港から行く方が近い。
高森湧水トンネル公園……の手前にある池。水がざんざか湧いていて、ずっときれいで、ずっとはしゃいでいた。もちろんトンネルの中も面白い。
白川水源。ずっと見ていられる。
熊本というところは、火山があって、こんなにじゃんじゃん水が湧いていて、もちろん海もあるし、そうかと思うと街なかはちゃんと都会だし、最強。誰もくまモンに勝てない。
都井岬。
野生馬が普通にそのへんにわんさかいて、ひたすら草を食べたり、馬同士で頬をすりすりしたり(?)、うんこしたり、道路を横断したりしている。もちろん馬が優先である。草原は馬糞だらけで、鯰尾を連れてきたら喜ぶかもと思う。でも馬糞は臭くないので、鯰尾はちょっと良いやつかもしれないと思う*9。
青島の海。海水ってこんなに澄んでいるんですか?
青島の裏手の灯台(かな?)。人がいなくて、晴天で、海水は澄んでいて、ちょっと不思議な雰囲気だった。ずっと水を見ていた。岩の間の水路を、島の方に向かう流れと、海に向かって出ていく流れが隣り合っていた。
海が見えるキャンプ場。デイキャンプでお世話になった。海が近く、波の音が大きくて、ここで夜寝るのは私には難しいかもと思った。
これは湖のあるキャンプ場。最高すぎ。
いちばん激しく湧いている(ように見える)ところの真上に紅葉がかかっているのが絶妙。粋だねえ。
これは黒川温泉にある「のし湯」さんの、入り口のあたり。黒川温泉もリベンジです。気に入ったところなので、また来られてとても嬉しい。
日帰りで露天風呂だけいただきました。朝の時間帯、細い木立越しの朝日の筋が、温泉から立つ湯気を照らして、まるで光の板が幾重にも差し込んでいるようで、本当に美しかった。ずっと浸かって見ていたかった。
水と光の美しいお宿でした、ということで、入り口の写真を置いておきます。ちょっと湿った気持ちのいい空気が伝わるといいな。
あ! これは「ポケットモンスター バイオレット」の追加コンテンツ「ゼロの秘宝」で訪れることができるキタカミ地方です!(説明) 最高すぎる水辺……*11。
キタカミの水辺はどこも最高だぜ。俺のかわいいタイツはびしょ濡れだぜ。
今年も色んな水辺を見たなあ。来年もきれいな水をたくさん見られますように。
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*1:というか、もっと思索をやりたいんだと思う。それが私にとってのアドベントカレンダーの醍醐味だから。去年までは、乗っかる巨人の方が日々高くなっている実感があった。金利みたいにね。今年は低金利。
*2:関東平野の只中で育ったので、海から太陽が出てくるの面白すぎた。太陽は地平線から昇り地平線に沈むものだから……。
*3:私は平ちゃんが好きなので、平ちゃんが載ってる表紙を置いておくぜ。不穏な後ろ姿だけど!:
*4:遠出メモ転載:「御朱印は入り口近くにあり、どうも、最初に預けて帰りに取る想定らしい。おう……。とりあえず預けて、ダゴ汁食べようかなと思っていたら、宝物館が先にあった。刀剣特集してたので入る。神息! 小鋒がとても美しかった。鎌倉の腰反り好きだなあ。大きな大太刀(130cmくらい)もあって、祢々さんと盛り上がった(笹貫とバトンタッチしていた)。展示されていた崩し字文書がちょっと読めてうれしかった。また復習したい。
それから御朱印帳回収へ。もうできていた。よかった。
ダゴ汁を食べるぞ。」
*6:日光一文字じゃない。栃木の日光。
*7:私が初めて推しぬいを作った時に、用意した材料と道具について|u_u_c
*8:こっちに来るまで私は知らなかったが、祖母は知っていた。テレビでやるらしい。
*9:馬がいっぱいいて面白いだけでなく、おしゃれなグランピング施設があって、のんびり観光するにはいいところだと思う。全国にも少ない、上れる灯台もある。
*10:せっかくなので違うリンクを貼りました。
*11:こんな街道沿いにあるのに、道を無視して暴れているせいで、ここを見つけるのがけっこう遅くなった……。