単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

ピザの耳からチーズとけだす(作文の研鑽の話)

これは2021年アドベントカレンダー「提供」第17日目の記事です。

昨日は鉢植えの世話の話をしました。苔が大好きという話も。それと、私は澄んだ水が好きで、流れない水(池とか)<流れる水(川とか)<落ちる水(滝・渓流)の順で好きです*1。よろしくお願いします。

ブログタイトルを575→77→575→……にしたら、ひとりアドベントかれんくができるのではないかと思った末、ピザが出ました*2*3。ピザの話から始めないといけないぞ。急遽タイトルに振り回されるアドベントカレンダーになってしまった*4

ご近所さん栄枯盛衰*5

近所にピザ屋さんが開店するらしい。こっちにいる間に、一回くらいは食べられそうなタイミングでオープンする。これはぜひ行ってみたいと思う。
しばらくこのへんに住むうちに、新しくできたお店もあり、なくなってしまったお店もいくつかあった。私にとって特に影響が大きかったのは、パン屋さんである。私はおかずを一週間作り置きし、一週間同じものを食べ続ける生活パターンなのであるが*6*7、たいがい木曜日に飽きが来る。それで、お昼ごはんをパン屋さんの美味しいパンにしていた。パン屋さんを失った私はランチ難民もどきになっている*8。失われた美味しいパンに未練があって、コンビニには入りにくい。この間は配達サービスを使った*9

結局、近くにあるものでやっていかないといけないのだ。あのパン屋さんはもう戻ってこない。私も(このあたりには)戻らぬ人になるわけだし、お互い様だな。ぐすん。

Feed myself

近くにあるものでなんとかやっていかないといけない。それはそう。ごはんは自分で作ったっていいし、よそに買いに行ってもいい。宅配を頼んだっていい。すてきな二次創作文章が読みたくなったら、pixivを徘徊してもいいし、殿堂入り同人誌を開いてもいい。そしてもちろん、自分の手で生み出してもいい(結局二次創作文章の話をするのか! はい、そういうことになりました)。

自分のための技術向上

iPadが欲しいな~と思っていた頃、 二次創作字書きにiPadはかなり良かった|長谷川ミオ|note を参考にしていた*10。同じ人の記事で、 二次創作字書きがなんかすごい小説を書くための4Step|長谷川ミオ|note というのを見つけて、そちらも読んだ。

なるほどな、と思う記事だった。同じ人の以下ツイート群も参照した*11

というツイート群を読んで、以下のようなことを考えた。

  • 作文屋としての技術向上のために研鑽を積む、という知見を得た
  • 私には、目指す作文屋像のさらなる追求が必要

当時のツイートをそのまま引く。余談部分が多いがご容赦を。

rtも一通り拝見して、「趣味でも、できることだけしていては楽しくないから、できないことを攻略する」って考え方、そうか! と思った。

私が「作文の技術がほしい」と思う時、「頭の中にあるものを、どうしたら書けるか」とか、「ただ見せるだけじゃなくて、もっとおもしろい見せ方はないだろうか」と考えることが多かった。「この話が書けたら、多分あっちの話のつっかえてるところも書ける……」と思うこともある*12

だけど、いずれも個別具体の作文の話にとどまっていた。そうではなくて、その「つっかえているところ」を、もっと汎用的な私の課題として捉えて解決して、作文屋の私の血肉とすることは、考えてなかった。
「できないことをできるようになると、もっと楽しい」って、こんなに明確に思ったことはない。

まずは理想の文章について考えるところから。

一息ついて、「自分の理想を決めて、ギャップを確認して、それを埋める方法を考えて、実行する」は、基本的には自分のことだけ考えてればよいわけか、それはそれで向いてそう、と思いました。最初のと3番目のところは他の作品や作者さんについて考えること多そうだけど。

お風呂でぼんやり考えたけど、私、「なりたい作文屋像」がないな!? ……ないな? 青江!! どうしよう青江!!! なりたいものがない!!!! 書きたいもの!? ある!! 書きたいものあるけどなりたいものがねえ!!! 青江!!!

「なりたい姿が明確でないのに自己を卑下している」とか「他人をひどく妬む」とかでないなら、なりたいものがなくたっていいんじゃないかい、だそうです 悩みがあるひとは理想を問い直したらどうかなあと思うけれど、悩みがないひとに悩みを作れとは言わないかなあ、と心の部屋にいる青江に笑われる回*13

青江と喋ってて思い出した 私には「こういうものが書ける人になりたい」っていう技量的な目標は今のところ特にないけど(ただし書きたいものはある)、それはおいといて、私は愛と知性の作文屋になりたいんだった! スローガンがありました 思い出した よかった! おはなししてくれてありがとうな

青江「bio見なよ」
はい

引用がコントで終わり半笑い(雑句)。

作文遊びで筋トレをする

目指す作文屋像は判然としないままであるが、って書いたけど、あ! 今年はめっちゃ「私の理想」の小説を読んだんですよ!! 私もこういうのが書きたいよ~!!*14*15

pinnni.hatenablog.com

ええと、なりたい作文屋像はまだ十分には言語化できていない。ものの、今年は、作文周りで貴重な体験もさせてもらったし、作文筋の向上を感じた遊びもあった。簡単に記録しておく。

140字遊び

「同じテーマをもとにした140字を二人それぞれに書く」遊びを9本やった。私にしてはかなりのハイペースであった*16。後日、この遊びとは関係ない句会の最中に突然「俳句解凍140字を書こう*17、制限時間30分で」となった時にもなんとか3本書き、無事「作文メーカー」などの二つ名を得た*18

プロット交換

これはお二方にお相手いただいた。一つは「相手が書き終えている話の骨子をもらって、勝手に肉付けして書く*19」、もう一つは「自分が書きかけの話の設定を渡して、好きなオチを付けてもらう(そして自分も書く)」。

どちらも、同じ情報から出てくる作品の違いや同じところがとても興味深く、非常に楽しかった*20。普段書かないキャラクターを出せたり、普段はしない性格付けにしたり*21、普段はさせない言動をさせたりできる*22。自分一人で書くときに、無意識に被せている枠を感じる。

景品の提供

あ、まさに「提供」じゃん! オンラインイベントのエアスタンプラリーの景品(140字)を書かせてもらいました。当たったら嬉しい、誰が読んでも楽しいやつ……とは……!? となりながら書きました。普段は自分が読んで楽しいやつ、とばかり思って作るので、貴重で楽しい経験でした。

Give you what I made

上記のような作文は、自分の筋トレでもありつつ、「確実に誰かが読んでくれる文章」でもありました。て、「提供」だ……! 特定の誰かが読んでくれるとわかっている作文、好きです。相手を思い浮かべながら書くものは、普段の自給自足作文とは違った視点に立てて、新しいことができます。どうしたら喜んでもらえるのか考えて書くのも楽しいものです。自分のために書く私は、欲しいものをもっと精確に書き表したいというのもあるし、せっかくインターネットの海に出すならば(それが私が「どこに置いたっけ」とならないようにするためだとしても*23)、他者に、より楽しんでもらえるものを書けるようになったらいいなあと思います。目標を定めて研鑽あるのみ。

目標を定めるところからだよ!

 

今日はここまで! ピザの話全然関係なかったな。明日どうしようかな。何かあればこちらにお願いします!

*1:ここに海が出てこないのは、海のイメージが一定していないから、かなあ。海のある土地に暮らしたらどうなるんだろう。九州には海なし県がなくて、海も山もない関東平野育ちは気圧されています。か、からっ風なら負けねえ(たたかうな)。

*2:クチナシの葉の縁が焦げている→カリカリのピザを連想→カリカリだと「焦げ」にイメージが被りすぎるか?→耳にチーズの包まれているピザにした🍕🧀 はちゃめちゃすぎでは? しかし(何事もなかったかのように続ける)焦げた葉をピザにあてるなら、合わせて、水をコーラにあててもよかったかもしれない。

*3:これはなんだろう、「言葉の連想」から付けるやつかな? 連句の付け方には、「言葉の連想(鶯→口笛、など)」「意味(前句の結果を示すか、前句の原因を説明する)」「雰囲気を共通させる(これはまだよく理解できていない)」の三種類の付け方があるらしい。

*4:明日は続かないんじゃないか。持続可能性に欠ける。

*5:今これを「えいこすいせい」って書いて変換されず(栄子水星)、ん? となった。日本語が書けない。

*6:それでたまに日曜夜に、めし作りもくりをやっている。

*7:同じものを大量に作るのが私のデフォルトなので、「きっかり一食分の、できたておかず」に憧れがある。

*8:冷蔵庫を開ければ食べるものはあるので、厳密な「難民」ではない。

*9:配達サービス、美味しいものがすぐ届いて、便利である。難点は、届く頃に昼にしようと思うといいタイミングで注文しておかないといけないのが面倒、その割にお店がたくさんあるので悩ましい、そして配送料がもったいないぜと思う私の根性である。

*10:その後私もiPadをお迎えしたあんさんぶるスターズ!!のMVが大画面で見られて最高です(大画面で見てもやはり手を離してやれてないこの曲とか)。DMM動画に入っている刀ミュも同様。もちろん作文にも使える(取って付けたように……)。

*11:最初のツイートの『「頭の中の妄想をそっくりそのまま取り出して見せたい」って願望、多分そのまま皿に載せてもあんまり面白くないんですよ。』の部分は、私が「性癖だけでは長く作文ができない」と言っていることと似通っているようだと、今改めて気がついた。そりゃあね、〇〇が××して▲▲になったら楽しいだろうさ。だけどそこだけを書き起こしても、思ったほど面白いことにはならないということに気が付きはじめた。そして、面白くないのでろくに書けない、という負のスパイラルに陥る。それを避けるために、性癖ではなく信念を中心に据えて作文をすることを意識してきたここ最近であった。今書きながら考えているんだけど、おそらく私の「性癖」には必然性が薄くて、だからストーリーにならなくて、長い話になりようがないんだろうな。これも大事な気づきな気がする。

*12:アドベントカレンダー注:これは「慈雨」を書けたら「アイリスの庭」を書くことができ、「アイリスの庭」を書けたら「陽炎」を書くことができる、という話。

*13:アドベントカレンダー注:心の部屋の縁側に青江がいる。たまに他の人も来る。ゆあれ💐 on Twitter: "にっかり青江は私の心の広縁にずっといて(旅館の窓際の、机と椅子がある細長いところ)Switchとかして過ごしてるんだけど、この頃和室ゾーンによくセットで出没する襟巻コンビについて、石切丸が部屋に来る前に何か話をしておいた方がいいかなあと思っている(元死者がはらきよされないように一応)"

*14:紙の本で欲しくて、hontoのカートに入れてたのを他の本とまとめて決済したが、ご用意できませんでしたメールが来た。ぐぬ……遅かった……。

*15:こんなに大好きなら作者に感想を送れと言う私と、こんなに大好きな気持ちを作者になんて言えねえと言う私(すべては言葉にできない感慨なんだ……)、そして英語でお手紙を書くハードルが高いよ~と寝そべる私がいる。DeepL先輩を使え。

*16:普段は鍾乳洞の壁に張り付いて竹筒に水を集めているのだが、一時的に人里に降りて井戸から桶を引っ張り上げまくる人みたいになっていた。ひ弱な筋肉よ……

*17:「俳句解凍140字」……これまで句会に提出されてきた句の中から好きなものを選び、140字で小説を書く遊び。楽しい。このあたりが元ネタらしいです。あっ、この概念を応用すると、連句解凍小説が書けるかもしれない(?)。

*18:「戦闘淑女」なる二つ名も貰った。こちらはタイマン句会において相手を見てお題を出して句を作ることから付けられたっぽい(由来を忘れて議事録を確認してきたが、それでも完全には思い出せなかった。好きな言葉なのに。「戦闘淑女」)。

*19:noteでも話題にした: 友人に要求仕様書という名のプロットをもらい、二次創作小説を書いて納品した話|u_u_c|note

*20:いずれも数ヶ月かかってしまい、申し訳なかったのだが……

*21:「個体差」概念のあるジャンル、

*22:殴り合いの喧嘩をさせる、胴体を切断させる、など。

*23:しかしpixivと城のどっちに置いたのかわからないという事故がおきている。