「ののはな通信」を読み終えました。
この作品の、心を揺さぶる点について語ろうとすると、あまりにも私的で語り難い物事について触れざるを得ず、そのために細かく言及するのが難しい。
思春期の頃に感じて信じた愛は、人生を支えうるとわかって、安らいだ気持ち。
誰かを愛することは、相手と自分の違いを尊ぶこと。
私はあなたではないから、あなたを愛することができる。
そして、自分自身を愛することも。
自らそう感じることができた幸運を、そんな相手と縁を結べた幸運を、静かに喜ぶ夜にしよう。
きっと死んでも忘れないだろう。