単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

メールはその日のうちに送りな

これは2023年アドベントカレンダー「淀まない」第5日目の記事です。

 

昨日はポケモンスリープの話をしました。早寝・長寝を続けると、元気と正気をありあまらせることができます。

あの、ナイトキャップピカチュウの画像を付け忘れました! ナイトキャップピカチュウはこんな感じです。

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かわいいねえ~。

ポケスリで最初に支給されるピカチュウとは別の個体で、いつもテントの近くにいます。そしてたまに薄べったいモンスターボールの中に戻ります*1

 

さて、今日は、かなり「淀まない」っぽい話をします*2

短歌の話です。ちょっと身辺の話になるので、一応畳んでおきます(ブログのトップページから見たときしか畳まれないので、記事に直接アクセスしている人は普通に続きを読めるはず)。

懇親会に出席しますか?

あちこちで書いている通り、私は去年から、土地の歌会(短歌サークルのようなもの*3)に入っています。また、いくつかの短歌大会に投稿もしていました。

去年の末に、ある賞の箸だか棒だかに引っ掛けてもらったという話は、どこかでしたかと思います。入賞扱いではないため、賞状などはもらえないし、ウェブサイトにも掲載はされません。けれど、選考結果を知らせる書面には、「授賞式の後の、懇親会に出席できる」とありました。

懇親会では、選者と入選者を交えて意見交換をするとのこと。

選者の先生や、この土地で短歌をされている人たちと、直に会って話せるなんて! 知人のない土地に引っ越して一年近く、まだまだ知り合いの少ない私は、せっかくの機会と思って懇親会に出席することにしました。今年の2月のことです。

あなたはいい歌を作るから

懇親会では、最も優れた賞を得た歌から順に一首ずつ選者の先生が講評され、参加者からもコメントをしていきました*4

とても勉強になりましたし、刺激を受けました。高齢の方が多い中にも、同年代と思われる方や、明らかに年下の方もいらっしゃって*5

会がお開きになった後、選者の先生のお一人が、私に話しかけてくださいました(もちろん、私だけではなく、色々な方に話しかけていらした!)。

先生も歌会を主宰されていること、よかったら見学に来るといい、ということ。いつでも連絡をしてほしいということ。そして、『あなたはなかなかいい歌を作るから』、と言い添えて、名刺を渡してくださいました。

さっきまで「勉強になる」と思いながら嬉しくお話を聞いていた先生に、そのようなことを言われて、嬉しくないわけがありません。ありがとうございます、と、感激と恐縮ないまぜに、名刺を受け取りました。

「その日のうちにメールする」

ところで、私は大学時代に、よく外部のイベントに行くことがありました(友人に付いていって)。学んでいた分野の学生団体のイベントとか、社会人の交流会とか、そんな感じの集まりです。

そのようなイベントには当然外交的な人たちが多くて、名刺交換をする機会が多くありました*6
よく言われたのが、「名刺を交換したら、その日のうちにメールをする」でした。誰に最初に言われたか、もうすっかり忘れてしまいましたし*7、当時からそれほどきちんと実践できていたわけではないと思うのですが、教えの言葉だけはずっと残っていました。

――残っていた、ということに、その懇親会で気づきました。

 

選者の先生は、私の他の方々にも、同じように声をかけて名刺を渡していらっしゃいました。けれど、だからといって、私にあてた「ぜひ見学に」がただのリップサービスだったとは思えませんでした。懇親会の間だけでも、その先生が短歌を愛していらっしゃること、短歌を詠む人たちを応援していらっしゃることが伝わってきたからです。そして、もちろん、歌を褒めてもらったことがありがたくて嬉しくて、私は浮かれていた。

だからその日の夜、先生にメールを送りました*8。懇親会の御礼と、ぜひ歌会を見学させていただきたい、という旨を。先生は大変喜んだご様子ですぐにお返事をくださり、歌会を見学させていただくことになりました。

 

今では、最初に入っていた歌会に加えて、先生が主催する歌会にも参加しています*9。どちらも学びがあるし、素敵な会です。あの時メールしてよかった*10

別れが寂しくて嬉しい

他にも、こっちに引っ越してから、名刺をいただいてメールを差し上げたことでご縁が繋がった方がいらっしゃいます。中にはもう会えないだろう方もいらっしゃって、それがわかったときには本当に寂しかったのだけれど、こう思うのです――まったく知らない土地に来て、「別れが寂しい」と思える人に出会えることは幸せだ、と。

私はどんどん知り合いを増やしていくアグレッシブなタイプじゃないから*11、まだまだ繋がっている人たちは多くないのだけれど、こうしてちょっとずつ、この土地に愛着やつながりを持てていけたら、それはなかなか素敵なことだと思っています*12

 

 

さて、メインの話はおしまい。

今年のアドベントカレンダー、昨日まではぶっつけで頭から終わりまで書いていました。今日は、朝には記事を書けなくて、昼休みに見出しと内容の箇条書きだけを作り、夜に中身を作っています。
そういえば去年までは割と、先に骨格を作って、肉付けを後でする、という書き方をしていたのを思い出しました*13

やはりこの書き方は便利です。いったん見出しを最後まで書き出すことで、「なんか、記事としてまとまりそう」とわかった状態で内容を書けると安心できます。あとどのくらいで終わりそうかもわかるし。まあ、明日からどうなるかは、その時のお楽しみ。

 

明日は何の話をしようかな? 決めずに寝ましょう!*14 今日もお付き合いありがとうございました。

 

 

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sugar-pot.underxheaven.com

*1:これについては今朝、睡眠計測をしている「私」がテントの中にいるから、ナイトキャップピカチュウはテントの近くにしかいないのか? と思いました! ポケスリは(ゲーム本編と違って)主人公の姿が描写されないんです。だから「テントの中に自分がいるかも」という発見が新鮮でした。私もテントで夜を明かしたーい。

*2:「スタンプカードを集める」ことも、だいぶ「淀まない」だと思っていますが。

*3:ざ、雑な説明だ……! 歌会は「集まって短歌についてやいやい言う会合」であって、「歌の(≒短歌を愛する)会」という意味ではないので、これはワードチョイス事故です。どちらかというと「歌会」よりも「短歌結社」の方が正確かもしれません。ただ、微妙に「結社」とは言いづらい状況があるため(正確には、状況と、私の心情とがある)、まあ嘘ともいいがたい「歌会」を使います。

*4:なお、この賞は五首連作で応募する形式でした。基本的には、連作の形で採られます。私の歌は、連作としては採られず、一首のみ選んでもらえるタイプでした(くやしい)。

*5:私が参加していた歌会はかなり高齢者に偏っていたという事情もあります。

*6:当時は所属先の名刺がなかったので、自分でデザインして印刷していました。

*7:イベント絡みではなくて、最初のバイト先でのことだったかも……

*8:もちろん、「淀まない」というスローガンが背中を押してもくれました!

*9:これもどこかに書いたかもしれないんですが、歌会って、歌とか評とかを見てもらえるのが嬉しい。経歴とか、職業とか、そういうのを抜きにして。……短歌はそういう個人の背景をけっこう重視する傾向があると感じているので、まったく抜きにしては語れないにしても、初対面でも歌の話ができる、とかの意味で。そうして議論ができることが嬉しい。書いたものを読んでいただいたり、歌会での歌評を聞いていただいたりすることで信頼されることがとても嬉しくて、誇らしくて、もっと期待に応えたいと思う。学ぼう、続けよう、もっと色々なことを詠もう、と思える。

*10:先生が「本当にその日に連絡をくれて、嬉しかった」と何度もおっしゃったので、これは本当に「その日のうちにメールしろ」の教えが私にあってよかったと思いました。

*11:これを学生時代には「意識低い」と呼んでいたのかもな、と今ぼんやり思いました。譲歩しても意識が"薄い"みたいな感じであって、高い低いは関係ないだろと今は思う。

*12:それはそれとして、以前からの友達に会えるのは嬉しいので、ぜひ遊びに来てください&遊びに来てくれた人はありがとう~!

*13:朝に骨格を作って、昼と夜で肉付けする、のが多かった気がします、去年とかは。

*14:23時になっちまう……今日はイレギュラーが起きたのでしょうがないと思うことにしたのだが、悲しい、明日は早く寝たい。