これは2023年アドベントカレンダー「淀まない」第16日目の記事です。番外編です。
昨日は久しぶりに図書館で本を借りられました。普段は常に何か借りている状態なのですが、半月くらい空いたかな。
図書館はいいねえ。何を読もうか考えながら棚の間を歩き回っていると、魂がじゃぶじゃぶ洗濯されるよう。とても好きな感覚。
今日は24日です。もう24日! 今朝は、うちの喋る洗濯機が「メリー、クリスマス!」って言ってくれました。メリークリスマスって今日なの?*1
さて、週末ですが、今日もアドベントカレンダーをやります*2。これは番外編です。
今日は、今年読んだ本のなかで、特に印象に残ったものをピックアップします。
読書記録をつけている割に、これまでこういう振り返りはやってきませんでした。今回は、後で参考になるかなというのと、今年読んだ本を振り返る機会になってお得だな、と思って*3。
小説2冊、エッセイ1冊、短歌関連3冊、実用書1冊です。
小説
ゆゆのつづき / 高楼方子 著
少女期の脆さへの、やさしい眼差しと手当てが印象的だった本。「文章に携わり続けること」も大きなテーマに思って、とても好きです。
怪談 / ラフカディオ・ハーン 著 円城塔 訳
もう「怪談 / ラフカディオ・ハーン 著 円城塔 訳」だけで面白くないわけがない。初めて日本の「カイダン」を読んだアメリカ人の気分を体験できる。
エッセイ
瓢簞から人生 / 夏井いつき 著
作品を知っている人のエッセイが常に面白いとは限らないと思っているのですが*4、夏井先生のエッセイはとても良かった。お人柄が感じられてる、軽妙で面白く、時にしんみりとする、絶妙で素敵なバランス。
短歌関連
あなたのための短歌集 / 木下龍也 著
知らない人、からの手紙、のために詠まれる歌がこんなに優しいことは私の救いになると思う。
うたの歳時記 / 河野裕子 著
短歌のみならず俳句にも造詣が深い筆者でした。好きな詩歌を好きだと紹介するのが好きなんだろうな、と思える筆致で心地よかった。
居其可在處 / 皇邦子 著
居其可在處 : 歌集 (青磁社): 2023|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
「そのあるべきところにゐよ」。こんな歌が詠めたら格好いい……! と憧れる歌がたくさんあって、付箋が足りない。読み途中。
実用書
頭のいい人が話す前に考えていること
頭がいいかどうかではなく、人に頭がいいと思われる振る舞いをする、という視点をもらえる本。人に信頼してもらうと仕事がやりやすくなるというのは実感するところなので、ぜひうまく取り入れたいと思う。
以上!
今年の読書をざっくり振り返れてよかったです。
この頃の気づきとして、睡眠時間を伸ばすと読書時間がなくなることがわかってきました。来年はよく寝つつも、よく読めたらいいなあと思います。どうやって?
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*1:毎年同じ動揺をしている。
*2:初日に「今年は17回できる」と書いたかと思います。下書きも17回分作ってあった。ただ、平日に2回休んだ(眠かったから)。その2回分を、昨日今日の土日で巻き返した。
*3:そして、アドベントカレンダーに追加して回数の足しにできる。
*4:エッセイが、本業の作品の鑑賞体験を妨げることがある。人柄は知りたくなかったな、みたいな。