東畑開人 著
レンタルなんもしない人がTwitterで言及していた本。
その前に知人から「シリーズ ケアをひらく」の広告をいただいていて、このシリーズは気になっていた(このブログの2018アドベントカレンダーのテーマは「人間をケアする」です)。
とても面白かった……!
精神科の看護師になりたいなと思ったこともある。それでさらに興味深かった。
東畑さんに職業人としての「膜」があったように、私にも、看護師としての「膜」があるのかもしれない。例えば飲み会で急に参加者が倒れた時、躊躇わず触れられるような。
私は看護師にしてはかなり「触れられない」方だったと思う。でも、緊急時にはできることもある。今でも。
かつて、夜中、息苦しさで何度もナースコールを鳴らす人に、ただ寄り添って背中をさする、そういう時間を過ごした者として。
それは少し励まされることだと思う。