単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

読んだ:百人一首という感情

最果タヒ 著

 

https://www.amazon.co.jp/%25E7%2599%25BE%25E4%25BA%25BA%25E4%25B8%2580%25E9%25A6%2596%25E3%2581%25A8%25E3%2581%2584%25E3%2581%2586%25E6%2584%259F%25E6%2583%2585-%25E6%259C%2580%25E6%259E%259C-%25E3%2582%25BF%25E3%2583%2592/dp/4898154875

 

感情について学びたくて関連書を探す中で、おまけ的に手にした一冊。

とてもよかった。感情を言葉にする、情景を言葉にする。自分がやろうとしても、言葉が足りたとは全然思えない。きっと千年前だって、「これで存分に言い表せた」とはなかなか思わなかったろうと思う。ましてや千年も経っていて、いったい私に何を読み解けるだろう?

百人一首を前にしてそう思ってしまうけれど、でも、伝わってくる。伝わったと、感じる。不思議だ。言葉は素敵だ。

 

現代語訳だけではない、詠む人・読む人の感情を丁寧にほどいてくれる、満足の本でした。