内田樹 著
2016年に読んでいた模様。当時は結婚しておらず、今は結婚しているので、違う部分に注目して読めて面白かった。
当時気になったポイント:
- 幸せになるために結婚しちゃだめ、不幸せをマシにするために結婚しなさい
- 苗字が変わろうが呼ばれ方は自分で決めてそう通せ
- 式は挙げとけ誓っとけ
- 子供のこととか詮索されるのはまあしょうがない
結婚てなんだろうなあと思っていた頃に読んだんだなあと思う。
「困難な結婚」を読んで気が楽になった気がする。
結局、「幸せになるために結婚する」とは思ってないし、呼ばれ方は自分で決めますが? という気持ちでいられているし、結婚式は挙げてよかったなと思う。
今読んで「そっか~」と思ったこと:
- 完全に理解しあってから結婚しようとするのは間違い
- わかりあえない人間同士が共に暮らし、寄り添えることにめでたさを感じるべき
- 「何かあったときのために」した備えや取り決めは、そう決断したことを肯定するために、そういう(悪い)状況が来るように振る舞ってしまうので、変な準備はしないほうが吉
- 働いても働いてもお金が十分でないのは努力が足りないとかじゃなくて社会制度のせい(このへんは別の文献を読みたいなと思う)
もっと時間が経ってから読んでも面白いんだろうなあと思います。