単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

2022年の目標、中間振り返り:勝てない戦に勝ちに行く

2022年が半分終わらんとしております。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

こちらの2022上半期は、

  • 九州に引っ越した
  • 業で後輩が(ほぼ初めて)できた
  • #札引いて書くやつ 78枚分完走
  • 連句完走
  • 5月に新刊1冊出た
  • 梔子が2年ぶりに咲いた
  • ロボット掃除機の導入
  • らぶフェスオフ
  • 土地の短歌・俳句大会に応募しまくる
  • 土地の短歌会に加入する
  • 去年読んで好きになった小説の作家さんにファンレターを出し、返事をもらう
  • 家族旅行アテンド
  • 8月の新刊2冊がほぼ確実

という感じです。

元気です。

目標の話

今年の目標は「勝てない戦をする」でした。

まあまあ挑めてると思う。

やってみて思ったこと。

私、負けず嫌いで、戦いに身を投じたら「負けたくねえな……」と思うようです。それなので、「勝てなさそうな戦に挑み、なんとか勝とうとする」人になりつつある。すごい。成長する主人公か。

成長する主人公です。よろしくお願いします。*1

後半戦も挑んでいこうと思います。次にまた数年間のゆったり期に入っても、今ここで走っておけば稼げると思う。*2

そしてあと5ヶ月でまたアドベントカレンダーの時期が来る! それまでに撮れ高を溜めておかないと、という気持ちになるので、やはり「今年の目標」を定めるのはそれなりに意義がある。

*1:私がこういうアクティブさを発揮するのは数年に一度のことなので、気が大きくなっています。

*2:何を? 人生のパワー的なものを!

読んだ:もう泣かない電気毛布は裏切らない

神野紗希 著(2019)

 

俳人の本。母親になったことを後悔していない感じの歌だ。ちょうど母親になって後悔してるを読んだばかりで、違いに少しくらくらする。

 

「すてっちまおうか」と先人が詠んでくれていたから、私は捨てずに/捨てようと思わずに済んだ、というくだり、句や歌にはそういう方向でのお守り要素があるのだなあと新鮮な気がした。でも、踏みとどまるための言葉というのはわかる気がする。

オビにあとがきの抜粋を書くやつ、私もやりたい。

見た:俵万智 史上最強の三十一文字 『サラダ記念日』刊行30周年記念

KAWADE夢ムック(2017)

俵万智 : 史上最強の三十一文字 : 総特集 : 『サラダ記念日』刊行30周年記念 (河出書房新社): 2017|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

ムック本。印象の覚書。

  • 穂村弘さんって俵万智さんと同い年だったのか
  • 作家としての又吉さんの文章あまり読んだことなかったので思いがけず読めて嬉しい、新鮮
  • 口語だと文語に比べて歌に入れられる内容が少ない
  • 短歌には、短歌としての良さを極めることと、大衆に気に入られることとの間に断絶がある(とされている)
  • サラダ記念日の刊行時「これは短歌なのか?」みたいな歌壇のあれがあった
  • 神の一手みたいな最高の一首を詠みたくて詠み続けている歌人もいる
  • 俵万智石川啄木は似ている
  • 俵万智をうたう、というコーナーが面白い。歌人たちが「俵万智をうたう」というテーマで数首を寄せているの。愛。小島なおさんの「俵万智の名詞たち」が特にいいなあと思った。「東急ハンズ」が歌に入れられず、「LOFT」として一首にする。
  • 「俳句は短歌に嫉妬するか」(小林恭二俵万智の対談)で、句会と歌会の違いの話があり、かなり興味深かった。句会では「作者が自分の話」をしだすと顰蹙を買うらしい。へ~!
  • 「これは男が泊まっていったという歌だね」(大野普と俵万智の対談)、ものすごく面白かった。国語学者さんなのね。「〇〇を詠み込んだ歌が何首ある」とか「体言止めがどのくらいある」とか、そういう観点からの読み込みもあれば、歌の背景(情景)?の的確な洞察もあれば、ものすごく面白い。自分の作品を他者に正確に解釈されるのが楽しくないわけがないでしょうと私などは思ってしまうので、読んでいて楽しかった。
  • 「あの本ではこういうことをして、この本はその本の延長線上にあり、こちらの本はまた別の挑戦をした」というような、本を出し続けることによる積み重ね、という視点がとてもよかった。私もそうありたいなあと思う。本を出すのは楽しいが、本を出し続ける楽しさはまた別にある、というか。一次元的な喜びが三次元的になっていく。時間要素があるから四次元かなあ。それは何度か繰り返さなければ、そして「あの本ではこういうことをしてみて、うまくいった/いかなかったから、次はこういうことがしたい」というような、振り返りと先を向く意識の両方がないといけないよねと思う。そして、そうありたいな、とも。
  • 若山牧水記念文学館に行かねばなあと思いました。あと、伊藤一彦さんの歌を読んだほうがいい気がする。

読んだ:「あれ、もう30?」というアナタが結果を出せる本

午堂登紀雄 著(2010)

「あれ、もう30?」というアナタが結果を出せる本 (WAVE出版): 2010|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

2010年て。コロナ以前のサラリーマンってこんな感じだったのか……という一冊だった。

 

交流会に行く、名刺を交換する、それだけではだめで、後日食事に誘って本当の人脈にする、みたいな話が面白かった。互いに2名とか複数ずつで行って、「情報交換しませんか」とかするらしい。面白い。

部分的に読んだ:連句 そこが知りたい! : Q&A

五十嵐讓介 [ほか]著(2003)

連句 : そこが知りたい! : Q&A (おうふう): 2003|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

古い本だけど、一問一答形式で読みやすく実践的だと思う。「発句の作り方」「脇の付け方」とか、各数ページにわたって解説されている。時代背景とかも詳しく書いてあるので、じっくり知りたい人により向いているかな。

やっぱりちゃんと連句するなら先輩についてもらわないとだよなあ……

読んだ:定時で帰る女性の仕事ルールと時間術

冨山真由 監修(2020)

 

定時で帰る女性の仕事ルールと時間術 (ナツメ社): 2020|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

女性向けというか、ソーシャルスタイルがエミアブルの人向け、として読むとスッキリする気がするが、デザインはやはり女性向け。

感情に振り回されて仕事がうまくいかない人におすすめ。

感情を引きずらず、感情に振り回されずに仕事をするコツが、見開き1ページ+αくらいでたくさん紹介されている。イラストがシンプルで、しっかりポイントを抑えて紹介されているので、流し読みでも印象に残りやすそう。「仕事をさっさと終わらせる」ことで自分の人生の理想を実現する、というメッセージも明確になっていて好印象(何を目指しているのかよくわからん実用書というのは読みづらいものであると思う)。

私が実践したいなと思ったこと(仕事術ではない話が多くて恐縮)

  • バッグに入れるものを減らす
  • 苦手な人がいたら、「嫌い」と100%決めつけない / あだ名で呼ぶ(勝手に付き合いやすくなっていく)
  • 着る服を前日に考えておく

あと印象的だったのは、

  • 三行日記をつけて、どんなにひどい日でも「よかった!」で終わる / あまりにもいいことがなさすぎたら、言葉は書かずに花丸や100点マークを付ける(脳が「よかった!」と思ってくれる)

かなあ。