単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

読んだ:歌仙の愉しみ

大岡信, 岡野弘彦, 丸谷才一 著(2008)

 

歌仙の愉しみ (岩波書店): 2008|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

 

こっちも違う職業の三名が巻いていく歌仙の本。詩人の大岡さん、歌人の岡野さん、小説家の丸谷さん。こっちには俳人がいらっしゃらない。

 

こちらの連句は、『歌仙は楽しい』の方よりも、古典や歴史の話が入ったり神祇や農事が入ったりして、ちょっと硬い感じのような印象を受けた。巻いている人たちはずっと楽しそうで、「こう来たらこう返すしかなくて……」「いやいや、きれいですよ」などとやり取りしており、いい雰囲気。

読んだ:歌仙はすごい : 言葉がひらく「座」の世界

辻原登, 永田和宏, 長谷川櫂 著(2019)

 

歌仙はすごい : 言葉がひらく「座」の世界 (中央公論新社): 2019|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

わりに最近の本だ。

 

先日、歌仙を巻かせてもらう機会があった。急に「次、お願いします!」リプが飛んでくるというやばい連句だったけれど、とっても楽しかった……!

これはそんな連句をやっている途中に「連句、わからん……」となって借りてきた本の一冊。

 

 

歌仙八巻と、それぞれについてのコメントが付いているので、歌仙そのものも読めるし、どう思って付けたのかがわかって面白い。

 

歌仙を巻くのは、作家の辻原さん、歌人・細胞生物学者の永田さん、俳人の長谷川さんの三名。たまにゲスト。すぐ刑務所に行きがちな作家さんとか、季語を入れるのが大変・あるいは「自分」でない視点で詠むのが難しい歌人さんとか、三者三様の視点が面白かった。

 

読んでわかったこと:

  • 連句は、五七五七七を作るものではなく、毎回「先へ、先へ」と進む(基本的なところなんですけど、よくわかってなくて……)
  • 軽いのが続いたら重く、景色が続いたら人事に、高雅なのが続いたら低俗に、体言止めが続いたら用言止めに、など、どんどん切り替えていく
  • 連句を巻きまくっている人たちでも、五七五に誤って五七五を巻くこともある
  • 酒を飲みながら巻いても大丈夫
  • 大変安上がりで、こんなにおもしろい遊びはない、とよく書かれているので、そうか~とだんだんそんな気分になってくる
  • 捌き手がいつも長谷川さんで、安定している

 

お三方とも違う職業をしていて、それでも楽しく巻けるんだから、連句って良い遊びだなあと思う。

読んだ:牧水の恋

俵万智 著(2018)

https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029155876-00

 

文アルのbksiさんが、「恋をしたことあるか?」と訊いてくるので、この人はとても恋をしたことがあるんだろうなあとぼんやり思っていた。その程度の認識しかなかった。のだけれど、ある時ゲーム内でプロポーズ衣装みたいなやつを見て(……と書きながら文アルwikiを見ているんですけど、散策衣装めっちゃいいではないか、取らなきゃ……)あ、イベント「結縁ノ術書」で入手できる衣装らしいですな。普段日本号みたいな感じの人がいきなりこんなスーツで髪下ろして花束を掲げてきたらですね、もうだめです、好きになってしまうんですな。あと「夜会ヘノ誘イ」だ! このスーツもだめ! 好きになっちゃうから!

えーと。

 

そういう折に『牧水の恋』なる本を見つけたので、読んだ。恋をして、もりもり歌を読んでは投稿して、酒を飲み、結局本当に失恋したんだけど、一生忘れられなかったんじゃないかな、というようなことだった。自分の感情からこんなにたくさん歌を詠めるのすごいなあ……となりました。牧水の歌、句またがりがなくて読みやすくて、でも情景が伝わるし、感情も見えるし、うまいね……。

 

読んだ:業務改善の問題地図 : 「で、どこから変える?」進まない、続かない、だれトク改善ごっこ

沢渡あまね, 元山文菜 著(2020)

 

業務改善の問題地図 : 「で、どこから変える?」進まない、続かない、だれトク改善ごっこ (技術評論社): 2020|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

それほど自分ごととしては読めなかったけれど、所属組織が大きくなるとけっこう切実だろうなあ、と思って読んだ。書き口がライト。改行多め。

この記事を思い出した:

「頭を使わなくていい本」がどんどん増えている気がする。 | Books&Apps

 

 

読んだ:20歳のときに知っておきたかったこと : スタンフォード大学集中講義

ティナ・シーリグ 著  高遠裕子 訳(2010)

 

20歳のときに知っておきたかったこと : スタンフォード大学集中講義 (阪急コミュニケーションズ): 2010|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

知人のお勧めで読んだ。

  • 社長になりたかったらなれる
  • 人に話しかける
  • 人生には同じ人が何度も出てくるので、礼儀正しくし、悪い評判が立たないように注意する
  • 「光り輝くチャンスを逃すな」勝手に全力で光り輝いていく

読んだ:音楽

三島由紀夫 著(2006)、初版は昭和45年

 

音楽 (新潮社): 2006|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

 

やっと三島由紀夫を読んだ……。

 

 

好きな先輩が三島由紀夫の文章が美しいと話されていたのと、文アルに関連してもいつか読まないとと思っていたところ、やっと読んだ……。

話が面白いし確かに文章でひっかかるところがなくて読みやすい。他の本も読みたい。

読んだ:トランクひとつのモノで暮らす : 魔法使いのシンプルライフ

エリサ 著(2016)

 

トランクひとつのモノで暮らす : 魔法使いのシンプルライフ (主婦の友インフォス情報社): 2016|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

ミニマリストに興味があったみたい。

外に出る時持つかばんが軽いと気分も軽いのはよくわかる。私荷物入れすぎなんだよね。手始めに財布に詰まっているカード類を避けて、毎度必要なものだけ取るぞと思いました。できるかな……全部のカードはスマホに入ってほしい。診察券とか。分厚いし。

 

持っている服を並べて取捨選択するのもよさそう。

 

ところでミニマリストは、選びぬいたものだけを持っているから、物への愛はむしろ大きいんだと書いてあった。「もし(刀剣乱舞で)刀剣を同時に6振りまでしか所持できなかったら、何を残すかな……」と思っちゃった……。まだ考えてる。

 

読んだ:女は覚悟を決めなさい 人生に立ち向かうための脳科学

黒川伊保子 著(2016)

 

女は覚悟を決めなさい = Women should be ready at all times. : 人生に立ち向かうための脳科学 (ポプラ社): 2016|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

以前読んだ「キレる女懲りない男」の著者の本。これは「女性向け」に書かれたもので、女性が現代日本でどう自分の脳力を活用して生きるか、みたいな話。

のっけから不倫の話なのでのけぞっちゃったけど、まあ参考になる部分もいくつか。でも不倫の話はなんか多いような……。

 

自分用メモ

  • 男性脳にはぼーっとさせる
  • 男性を売り場に先に行かせて検討させた後に直感で「これ」と言い、意見を聞く
  • 男性脳は結果がだめだと落ち込む 結果についてあれこれ言わない

見た:青天を衝け 前編

 NHK大河ドラマ・ガイド(NHK出版)

 

青天を衝け (NHK出版): 2021|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

 

大河を見ている。

 

登場人物が多くなってきて、このガイドに戻ってみた。そしたら平九郎が大人になっていてびっくらこいた。三百年の子守唄じゃん。大河に不慣れなのでタイムスパンに動揺している。楽しみだなあ。