単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

そこで死にたいくらい好き(?)

これは2022年アドベントカレンダー「勝てない戦をする」第14日目の記事です。

 

昨日は図書館バッグが欲しいという話をしました。継続して探していこうと思います。

今日は、初日の書きたいことリストを眺めて、図書館の話をします*1

私の本棚に並べてもいい本

私はあまり本を買わない。それは、「私の本棚に加えてもいいと思う本」と、「読んでみたい本」が違うからだと思う。読んでみたい本は多くあっても、私の本棚に加えてもいいと思う本は、その中の一握りである*2*3。時折、「読破するかはともかく私の本棚に入れたい本」も存在する。

図書館で本を借りる

そんなわけで、読みたい本は図書館で借りてきた*4

引っ越して、運転免許証を書き換えたら、まず図書館に行って利用者登録をするのが私のルーチンになった。そのことは以下の記事にも書いている。重複するところもあるが、再録だな~と思ってほしい。

note.com

(上記の記事では、「図書館に、読んだことのある本が収蔵されていていると、知り合いを見つけたみたいに嬉しい」という話を書いた。今日のアドベントカレンダーはその焼き直しでも書くかなと思っていたけれど、もったいないので、違う方向に行こうと思う。)

それが図書館でさえあれば

地域によって色々な図書館がある。小さくて古い図書館(都内で、一つの区内にいくつかの図書館があるようなところだと、そういうことがある)*5、自習室が広い図書館、地域の公民館が併設されている図書館、キッズゾーンが広く取られている図書館。どの図書館も好きだった。図書館は図書館というだけで、よいものだ。

吉本ばなな『キッチン』の主人公桜井みかげは、台所が大好きで、「どこのでも、どんなのでも、それが台所であれば食事を作る場所であれば私はつらくない。」と言っている(吉本ばなな(1998). キッチン 角川書店. p7)。私にとってそれは図書館なのかもしれないと思う*6

地域との接点としての図書館

図書館にあるのは本だけではない。図書館には、地域の催し物や、サークルの情報が集まっている。知り合いのいない土地に越してきた私は、何らかのコミュニティに属したいと思う、図書館で情報収集をした。

結局、壁に貼ってあるビラではなくて、雑誌の棚の隅にあった地域の文学サークルの月刊誌をきっかけに、今の短歌の会に入っのだったけれど。冊子を見たのは2月で、入会したのはその約半年後。腰が重いんだよな~*7

たくさんの本が映し出すもの

図書館や大きな本屋など、大量の本の中にいると、「自分自身」が明確になると感じる。目に留まる本から、自ずと。

昔読んだ本。昔から気になっていて、まだ読んでいない本(その時に手を出すこともあれば、やっぱり出さないこともある)。知っている著者の知らない本。最近学びたい分野の本。昔から好きな分野の本。誰かがおすすめしていた本。昨日作ったカレーが美味しかったから、おうちで作るカレーの本。などなど。

目に留まる本に、過去から今までの自分が反映されている。もしかすると、未来の自分も。心にゆとりがある時に楽しむのもいいし、逆に、心に余裕がないときに図書館に行って、自分を取り戻すのもいい*8。心の中につっかえている小枝とかごみとかを取り除いて、流れをスムーズにしてやるみたいに*9。本を見に行く。私を見に行く。

行きたい!同人誌即売会

ああ、同人誌即売会に行きたくなってきた……。「目に留まる本はその時の自分のホットなところを映し出すものなのかも」、とか思ったせいで。そうなんだよな……事前にチェックしてなかったけどふらふら足が向いてしまって買った、普段は読まないカプの本が最高だったりするんだよ……。またイベントに行きたいものだ*10。 

 

絵文字・メッセージ嬉しく拝見しています! ありがとうございます!

wavebox.me

*1:今日もあんまりヘビーなことを書けなさそうなコンディションなので、ライトめなところを浚っている状況。

*2:「ずっと大事にできないかもしれないものにお金を払いたくない」という気持ちが働いている気がする。ただ、本って、安くて多くの知識が手に入るので、「一回読んで終わり」というのもありなのかもしれないなとは思うようになってきた。たしかに、学習のコスパはよいのだ。

*3:そういう考えなので、同人誌をお迎えしていただいたときの喜びもひとしおなのであった。あなたさまの本棚(か、同人誌ラックかケースかなにか)に、自著を加えてもいいと思ってくださったんですね……! まあもちろん、一読してそれまで(もしくは、お迎えしたが読めてない)ということも多々あるとは思うし、それで構わないのだが。

*4:私の愉快で聡明な友人のひとりは、「住民税がもったいないから」という理由で図書館に通っていると話した(実際、読書が好きなのだろうが)。私は感銘を受け、それからしばらく、図書館に通って朝刊を読んでいた。

*5:そうして、私が引っ越した後に改修工事に入ってしまった図書館もいくつかあった。

*6:みかげは、死ぬなら台所で死にたいらしい。私は図書館で死にたいとはあまり思わないが、以前知人に、「あなたっぽい」と言われた歴史上の人物が「図書館の階段から落ちて死んだ」人だったので、素養はあるのかもしれない。

*7:でも、引っ越して半年は、新しい土地や暮らしに慣れるので精一杯だったし、それでいいと思う。

*8:心に余裕がなさすぎると、図書館に行けなかったり、行っても書棚を見られなかったりするが。

*9:このあたりでついに、前前前居の近くの本屋さんを思い出した。考えてみれば、「近くの、かよった本屋さん」があるのは前前前居だけだった。

*10:祈るな、行け。