伊坂幸太郎 著(2017)
ホワイトラビット : a night (新潮社): 2017|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
伊坂幸太郎は高校生くらいまでは追っていたが、しばらく手に取っていなかった。久しぶりに何か読みたいなあと思ってなんとなくこれを。
黒澤さんのファンサがすごかった……。
読み始めた時には語り口(神の視点がいる)に慣れなくてうーんと思ったけれど、話の筋がほんとに面白いのですぐ読書に夢中になってしまった。さすがです。
あと若葉ちゃんが出てきて嬉しかった(今村さんたちのことを忘れていたが、若葉ちゃんはバットの話が強烈だったので覚えていた)。
あとがきの『無事にできあがるのかどうか不安で仕方がなく、おそらく無事にはできあがっていないのですが、それでもこうして完成したことにほっとしています。』(p269)とあり、なんとなくわかる気がする、その気持ち(自分が作文をするときのことを思い出しています)。