梶井基次郎全集 (筑摩書房): 1986|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
作文に必要だなと思って借りてきた。信頼できる友人知人に梶井基次郎作品を好む人が多いのもポイントだった。
前に勧めていただいた「愛撫」、ねこちゃんのお話だった! お耳が気になるの、わかる……。
「檸檬」、このへんがぶんあのかじさんの元かな~というのがいくつか見つかって面白かった。お話がうまい……。
「城のある町にて」「Kの昇天」「桜の樹の下には」「瀬戸内海の夜」なども読んだ。
美しい景色と、体調・精神不良のいやな感じが両方うまい……。
この1冊で全集というのは確かに切ない。手元に持っておいてもいい本だなあと思いました。