あなたの人生の物語 (早川書房): 2017|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
別タイトル | Stories of your life and others |
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部分タイトル | バビロンの塔 = Tower of Babylon |
部分タイトル | 理解 = Understand |
部分タイトル | ゼロで割る = Division by zero |
部分タイトル | あなたの人生の物語 = Story of your life |
部分タイトル | 七十二文字 = Seventy-two letters |
部分タイトル | 人類科学 (ヒューマン・サイエンス) の進化 = The evolution of human science |
部分タイトル | 地獄とは神の不在なり = Hell is the absence of God |
部分タイトル | 顔の美醜について : ドキュメンタリー =Liking what you see : a documentary |
※上記表は
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I005201785-00 より。
やっと読めた……!! 何年も前にSF好きの友人がほめていて……その時から気になっていたけど、やっとこ読めた。SF読めるの年に数冊じゃないだろうか。そんなに読んでないか。どう?(どうとは?)
どれも面白かった。SFというか……神話や宗教や数学や語学や偏見や……? 作者の頭はどうなってるんだろう? 小野不由美さんのこれ思い出した。「必要だから勉強した」の?
一番好きだったの「ゼロで割る」かなあ。「あなたとわかりあえないことがわかっている」という状態……。あと数学が好きなんだな……。
「顔の美醜について : ドキュメンタリー」も面白かった。自ツイートのこれ思い出した*1。
「職場でダサい格好をしていると新人年下女子にナメられて仕事しづらくなるよ(意訳)」とまで教えられて社会の厳しさを知ってしまった(弊社には当該の人は色々な意味でいないのでいいんだけど)
— ゆあれ💐 (@your_re) 2019年3月16日
「バビロンの塔」の「夜とは大地が空に投げかけるそれ自身の影」みたいな言葉、なんかずっと忘れないような気がする。
「あなたの人生の物語」これを映画化したの!? 子どもを持つ人はよく「あのちっちゃい頃のあなたはもういないのよね」と言う、あれは本当によくある感慨みたいね。
「地獄とは神の不在なり」これも良かった。より深い絶望、より深い絶望。
とにかく良い文章を読んで嬉しい。川端康成『女であること』と並行して読んでて、どっちも良い巧みな文章でとても幸せ。
*1:今読んでもげんなりするが、でも本当のことなんだろなあとも思う。