これは2020年アドベントカレンダー「感情と意思」第18日目の記事です。
昨日は「何があっても大丈夫でいる」という話がしたかったんですが、眠くて箇条書きになってしまったものと、今年のアドベントカレンダー内でも指折りの速度をもつ脚注3連を制作しました。
今日はクリスマスです! メリークリスマス!
アドベントカレンダーの定義を無視して例年25日まで走る私のアドベントカレンダーですが、ブログ名が「単品と単品」だし、好きなことを勝手に組み合わせてやってまいります。とはいえ今日が最終日、どうぞよろしくお付き合いください。
「単品と単品」の話
そういえばブログ名についての記事を書いたのもまだ今年だった。2年くらいは前な気がしていた。この記事はブログ内でも屈指のお気に入りなので、年の瀬に貼るね。*1
今年のアドベントカレンダーを振り返って
記事を見直して、めぼしいものを拾って分類し、コメントを付けていきます。
「感情と意思」に関する文献調査
「感情と意思」の「意思」の方 ②認知科学分野の文献を読む - 単品と単品
「感情と意思」の「意思」の方 ③行動経済学分野の文献を読む - 単品と単品
「感情と意思」に関連しそうな論文をつまみ読みしていた。研究者の熱意が好きだな~と思いました(感情と意思、どこいった?)。*2
感情と意思については、まだまだ研究途上の分野であり、それぞれが互いに独立しているわけではなく関連し合っている、ということがわかりました。
何を選び、何を愛していくか(年々減りゆく己のキャパを勘案して)
やりたいことや好きになれそうなものと、実際に選ぶもの - 単品と単品
なくても死なないものを愛でて生きる / 正気を失いたいという欲求 - 単品と単品
面白そうなもの、好きになれそうなものは世に溢れているが、自分が選び取れるものはごくごくわずかであるという話。
好きなものの話
刀ミュの話
私、刀ミュ、好きだな……。感情面にダイレクトアタックして意思を支えてくれる偉大なエンターテインメント。
筋トレの話
楽しければ筋トレは続き、肉体の機能がどんどん開放される - 単品と単品
リングフィットアドベンチャーの話。無力は粗忽なんだよな。
同人小説書きの話
誰がための正気 / 「字書き」について / 妄想作文と幻覚撮影 / アドベントカレンダーの効用 - 単品と単品
愛に振り回されるな、愛を(やさしく)振り回せ──一人でスイカを割る二次創作小説書きの虚空ダンス - 単品と単品
今年は二次創作の話をたくさんしたな! 二次創作をたくさんしたからですね。
私の作文の仕方とか、いただくご感想についてとか、私が感想をお送りするときのこととか。
自分のメンタルケア実践
30分前に取ったホテルのベッドでごろごろして即寝し、翌朝ドーナッツショップでしこたまドーナッツを買う話。
石切丸の話
「石切丸の話」カテゴリがある……。何だこのアドベントカレンダーは……。
感情を楽しみ、意思で決定する
今年は、(私の得意な、あるいは単にやりがちな)「感情のままに行動する」ことがかなり難しかった。そんな中でも、本を作るとか*3、大演練控えの間の配信を楽しむとか、弔辞に動揺するとか、感情を大きく揺らす機会はなくなりはしなかった。それは、意識して意思で行動しなければならない日々の、貴重な癒やしだったと思う。
感情を楽しむ余裕があってほしいし、感情を楽しんで、日々の力にしたいし、意思をブーストしたい。愛と知性でやっていきたいなとますます思うようになる中で、感情とうまく付き合う(感情を愛している)ことはとても大事だと感じる。
私は自分の機嫌を取るのが上手だと言ってもらうことがあって、それはとても嬉しいし、そうありたいと思う。上機嫌でないと万全な成果を出せないので……。そして、周りの人を、それぞれの万全に近づけるためにも。
納得して決める、ことが好きだから、最後にはいつも自分で決めたい。何が私の幸せなのか、考えて、決めて、そのためにどうするかまた考えて、決めて、そうやって積み重ねられたら、と思う。
そのために、感情に振り回されたり、感情を振り回したりしながら、でも基本的には穏やかに寄り添い合って、やっていければいいなと思う。そういう穏やか運営もできることがわかってきたから。期せずして。
総括と御礼
これで2020年アドベントカレンダー「感情と意思」はおしまいにします!
楽しかった~。12月、けして楽ではなかったが、「夜にはアドベントカレンダーを書くんだ……」と思うことで心の張りを保っていたような気がします。
あなたがお読みくださったり、いいねをくださったり、マシュマロをくださったり、何らかの示唆をくださったりすることが、どんなに励みになったでしょうか。本当にありがとうございます。嬉しかったです。
また来年の目標を立てるぞ! 今年残り少し、そして来年も、どうぞよろしくお願いいたします。良いお年を。
ラブレターやファンレター随時お待ちしております! いつもありがとうございます!
*1:この脚注は、リンクを貼った記事を読んでの補足です:この間、10年分のツイートを読み返していて気づいたことには、私は親から「結婚しなさい」と言われたという記録こそなかったけれど、実家にいた頃に「(冬嶋が)結婚したら○○しないといけない」という、「当然結婚する」という前提の声掛けは何度かされていた。○○、には、何らかの家事が入る。私は実家にいた頃本当にほぼ何も家事を手伝わなかったので(というか、家族内のメンバーなのに、家事を「手伝う」という言い回しになること自体に何らかの欠陥がある……と思うのだが……。それは私の心がけの問題でもあるが、家庭内の家事の運営の問題でもあると思っている。)、見ていて心配になったのだろう。そのような声掛けは、もしかすると、「結婚したら、良い妻として、あれもこれもこなさなければならない」という規範(「妻の亡霊」)として私の中に残ったのかもしれない。しかし上記ブログ記事を書いた時にはそのような声掛けをされていたことを完全に忘れているし、実際ここ数年は思い出しもしなかった。嫌なことを忘れる力には恐れ入る。人間の、なのか、私の、なのかはわからんが。そして、そんな亡霊を目の色を変えて叩き殺そうとする私でも、やっていける家庭はある。
*2:私はそういう、愛があって知性がある人を支えていたいよ。
*3:アドベントカレンダーでは浅瀬本のことにしか触れていなかったが、『日本刀鑑賞ことはじめ』に過去最大の加筆修正をして再販したのもこの春だった。Stay HomeではなくFrom Home、という言葉を見て、私も家から何かしたい、と思ったのだった。