川端康成 著
ほぼ50年前の本だ……。
何度書いているかわからないが女性の感性がこんなにわかる……となるのとても不思議だ……薄い靴下から素足が透けているところとか、喪服のデザインのくだりとか……?(「……?」という語尾が上品というか繊細で好きだ)
『女であること』まだ読めてないけど、読んだらいいかもしれない。
お茶の道具のこともっとわかっていたらさらに面白いんだろうな。あと海に差す夕日の描写がとてもよかった。短いのに見えるし美しいし心もついてくる。
作中に出てくる「ブリヂストン美術館」について調べると、2020年から館名を変更していた。
公益財団法人石橋財団ブリヂストン美術館は、2015年5月から休館しておりましたが、このたびアーティゾン美術館という新館名の下、新しい美術館として開館しました。
来年5月から9月にはにはオルセー・オランジュリーとの特別企画のモネ展をやるらしい。行きたいなあ。絵の話で思い出しただけで、この本もアーティゾン美術館も全然関係ないけど、これが見たい*1。
*1:ルーヴルにあるのは知っていたが、エルミタージュ美術館にもあるのか。どっちもしばらく行けそうにないが……