これは2020年アドベントカレンダー「感情と意思」第1日目の記事です。
今年もアドベントカレンダーをするのか?
今年はCOVID-19がパンデミックを起こし、私は在宅勤務になり、家から何か私にできること……と思って日本刀鑑賞ことはじめの第4版を作って頒布した。ミュージカル刀剣乱舞の大演練は来年に延期になり、書き溜めた神剣ゼミ小説を自分のために本にした。任天堂Switchとリングフィットアドベンチャーを買って筋トレを始め、ピアノを習い始め、毎朝の散歩が日課になり、ゲーム文豪とアルケミストを始めて実在の人物が実在の人物に送った実在の弔事を音読して泣いていた。
そんな、いつもと違う年が、もう師走になってしまった。
COVID-19流行以降のことは、このブログよりもむしろnoteに書いていた。
改めて見ると自己紹介がやっつけだな。いいんだけど。
生活は変わったけれど、慣れた。向いているんだと思う。私の性質も、業務の性質も。心も身体も健やかだし、何ならここ20年で最も健やかじゃないだろうか。アドベントカレンダーをやるのに、何の不安があるのか?
今年の心配
アドベントカレンダーをやるにあたっての不安は、「今年は書けるか?」ということ。
去年までは、移動の間に書いていた。今年は移動がない。ずっと家にいる。
だから、書けるかどうかわからない。*1
それでも、アドベントカレンダーを始める
半日くらい考えて、やっぱりアドベントカレンダーを始めよう、と思った。
アドベントカレンダーをやると、始める前には知らなかった思考に至れるので、一年の終わりにやるにはちょうどいいのだ。目標の振り返りになるし、来年の目標も考えられるし。
去年のアドベントカレンダーにはこう書いている。
こういうことがあるので、アドベントカレンダーは好きです。毎日書き続けることで、少しずつ、思考が先に進める感じが。昨日の自分の肩に乗ってるみたいな。
あなたの(私への)愛はどこから? その2:「愛リスト」は必要か? - 単品と単品
もし書き続けられなくても、気にしたり自分を責めたりせず、ただ生存を喜ぼうと思います。私は私が感情と意思について考えるところが見たい。
今年のアドベントカレンダーのテーマ
例年、アドベントカレンダーのテーマは「その年の年初に立てた目標」です。
今年の目標は「感情を楽しみ、意志で決定する」でした。
アドベントカレンダーのテーマにするには長いし特異的なので、要素だけにして、「感情と意思」でやっていこうと思います。
なお、これまでのアドベントカレンダーたち。
2018年 人間をケアする
2019年 愛の観察ツアー(徒歩)
年初に書いたこと
メモアプリを引っくり返していたら、2020年の目標を立てた際に書いたメモが出てきた。一部を貼っておく。
【2020年リスト】
目標:感情を楽しみ、意志で決定する感情だけに基づいた決定をしない。行動の決定は意志でする。
感情が出てくること自体に善悪はない。けれど、私は感情の振れ幅が大きくて、感情で行動を決定してしまいやすくもある。「やりたい」と思うことと、「やるべき」ことは違う。感情が「やりたい」と叫ぶ時、どうするか。
感情の手を取って、並んで自由に空を飛ぶように過ごす*2。感情を無視したり、抑えたり、コントロールしたりはしない。私が感情に何かを強いることはない。感情が私に何かを強いることもない。そんな風にいられたらいい。
感情で駆動していい時を、ちゃんと作ってあげる。私のために。【どこでも】
・喜んで役割を増やす
・「やりたいと思わない」ことはやる*3
・絶対にやりたくないと強く思うことは、意志で吟味する
・「好きでない」ものを憎まない*4
・うまくいかないこと、手が止まることがあれば、手を離す前に調べてみる
・蟹座のように仲間に優しく蠍座のように熱情深いだろうという期待に応えながら、牡羊座のように自分のやりたいことを極めていく(仮)*5
書きたいことのメモ
- 「感情を楽しみ、意思で決定する」とは何か
- 「感情を楽しみ、意思で決定する」ことはできたか
- 自分の感情を眺める──怒り、悲しみについて
- 他者の感情を描写する──二次創作作文について
- COVID-19流行下における意思決定、嗜好の制限
- 今年楽しかった感情について
- 今年新しかった感情について
- やってよかった意思決定
- 占いと意思決定
そういえば私は昔から意思決定が好きだった。
今年はどこまで走れるかわかりませんが、楽しんでやっていこうと思います!*6 よろしければお付き合いください。
ラブレターやファンレター随時お待ちしております! 今年は堂々とマシュマロを置いていくぞ。
おのおのがた、素敵な12月をお過ごしください。
追記:アドベントカレンダー2020 目次
※12月27日に追記*7
始める時には「書けるのかな」と言っていましたが、書けました……! 筋トレとピアノの練習と首・腰が犠牲になりましたが、走りきれたのはよかったです(最後に石切丸の話ができたし……)。でも来年も同じことできるかはわからないですね。それが人生ですね。
目次を作っておきます。
★印はおすすめ記事です。
導入──下調べ
- 過去記事から「感情」を探す:「感情と意思」の「感情」について、過去記事から
- 「意思」と「意志」の使い分けを考える:「感情と意思」の「意思」の方 ①意思と意志
- ★認知科学分野の文献を読む:「感情と意思」の「意思」の方 ②認知科学分野の文献を読む
- 行動経済学分野の文献を読む:「感情と意思」の「意思」の方 ③行動経済学分野の文献を読む
愛するものとして、何を選択するか?
- 氾濫するコンテンツと、己のリソースの限界:やりたいことや好きになれそうなものと、実際に選ぶもの
- なくても死なないものは、なくなると困る:なくても死なないものを愛でて生きる / 正気を失いたいという欲求
- やりたくなくはないことを、やってみる:やりたくなくはないことを、やるという意思
楽しいこと、やってみて楽しかったこと
- ★ミュージカル刀剣乱舞が大好き:正気を失う ミュージカル刀剣乱舞編
- ★リングフィットアドベンチャーありがとう:楽しければ筋トレは続き、肉体の機能がどんどん開放される
- 安全に配慮して、ここではないどこかに行き、メンタルをケアする:それでも、ここではないどこかへ
同人小説書きのこと
- 正気を失わなければ「本を出す」と決めにくいが、正気がなければ本が仕上がらない:正気を失う 同人小説書きに正気は必要か?編
- 「字書き」のこと、私が書いているもののこと:誰がための正気 / 「字書き」について / 妄想作文と幻覚撮影 / アドベントカレンダーの効用
- ★『あなたの言葉を負って生き、今後も作文していきます』:愛に振り回されるな、愛を(やさしく)振り回せ──一人でスイカを割る二次創作小説書きの虚空ダンス
石切丸のこと*8
- ★軽装実装日 石切丸には身体がある:生身に向き合う
-
軽装実装2日後 うちの石切丸と少し和解する:何があっても大丈夫でいる
COVID-19のこと
- もう嫌だと思っても、最低限やるべきことを守る:普通でない年に、できるだけ穏やかに、健やかに過ごすために
総括
- ★最終日 感情と寄り添って意思決定する:感情と手を繋いで、意思で決定する
お目通しいただき、ありがとうございました!
性懲りもなくマシュマロを置くぞ! 読んだよとだけでも教えていただけると喜びます。いつもありがとうございます*
*1:時間はあるのだから書けるのではないか、という向きもあるだろう。けれど、家にいる時の私と、移動中の私はちょっと違う私なのだ。という話をここに書いた。
*2:当時遊んでいたスマホゲーム「Sky」の影響ですね。他のプレイヤーと手をつないで空を飛ぶ時、こんな風に軽やかに、押し付けがましくなく、自分の感情とやっていけたら、と思ったのでした。
*3:割と意識して過ごせたし、おかげで人間的に変化したような気もする。
*4:これもかなり覚えていたし、けっこうできるようになってきたように思う。
*5:Ascと太陽星座とMC。
*6:書き忘れていましたが、たぶん土日は更新しません。
*7:連隊戦を回しながら書いています。アドベントカレンダー序盤の記事は秘宝の里を回りながら書いていたのが懐かしい。
*8:なんでアドベントカレンダーに「石切丸」カテゴリがあるのか、私にもよくわからない。全部軽装のせい。