著 鴇田 智哉
俳句を詠むようになり、歳時記(季語の本)とか買い、そもそも俳句って何……と思って借りた本。
平易で読みやすいし、悪い例・良い例とか、既存の句とかも引いてあってよかった。
学び:
- 短歌と俳句では入れられる内容や入れ方が異なる
- 俳句はもともと「後に七七を続ける」前提で作られていたものだったので、全てを言い切ったり表現しきったりしない方がよい
- 川柳は逆に面白いことを説明しきらないといけない
- 想像力がある人は想像したことを詠めばよく、観察力がある人は観察したものを詠めばよい
- 見える、聞こえるものだけを詠む(むやみに感情を入れない)
- 文語・口語、現代仮名遣い・旧仮名遣いは自分の中で統一して用いるのがよい
- 明示されない主語は「私」を補うのが原則
- 動詞を入れすぎない(この間榊原さんのnoteにも書いてあった)
- 推敲のコツ ないをあるに変える
- 推敲のコツ ゆくをくるに変える
- 推敲のコツ 自動詞にする
- 推敲のコツ たとえを避けて観察する
俳句、とりあえず五七五になっても、その先の推敲が長いなあというのはわかってきた。長いけど、「言いたいことが言えた」とか「もっと伝わりやすくなった」とか思えるときは楽しい。推敲の時間を考えて詠み始めるのが大事(大事)。