単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

部分的に読んだ:文豪たちが書いた 耽美小説短編集

彩図社文芸部 編纂(2015)

刺青 / 谷崎潤一郎
過去世 / 岡本かの子
畦道 / 永井荷風
袈裟と盛遠 / 芥川龍之介
人間椅子 / 江戸川乱歩
お小姓児太郎 / 室生犀星
俄あれ / 里見弴 著
少女病 / 田山花袋
瓶詰地獄 / 夢野久作
私は海をだきしめてゐたい / 坂口安吾
片腕 / 川端康成

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E8%B1%AA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%8C%E6%9B%B8%E3%81%84%E3%81%9F-%E8%80%BD%E7%BE%8E%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E9%9B%86-%E5%BD%A9%E5%9B%B3%E7%A4%BE%E6%96%87%E8%8A%B8%E9%83%A8/dp/4801301053

 

以前にも借りた本。途中までしか読まなったらしく、「畦道」あたりから記憶がない。でも「人間椅子」「お小姓児太郎」は覚えてるんだよね。読めそうなやつを選んで読んだのかな。多分そうだな。

読破しなかったからブログに書かなかったんだけど、読みきれなかった本も記録しようかなと思って、今回は書いてみる。

今回は「瓶詰地獄」「私は海をだきしめてゐたい」「片腕」を追加で読んだ。

「片腕」、しばしばゲーム文アルの二次創作でモチーフになっているのを見かけるんですが、いきなり腕が外れるとは思わなかった(そういうファンタジーっぽい川端康成を初めて見た)。びっくりした。

私が大学生だった頃はしばしば「手首を外して投擲したい(投げやりな気持ちを表す言葉)」と思っていたので、腕……外したいよね……と思いました(そういう話ではない)。

腕の陰影の描写があまりにも美しい。

「瓶詰地獄」は構成が面白かった。ドグラ・マグラ読んだことないのだ。チャカポコ。

「私は海をだきしめてゐたい」作者は人生が嫌いなんだろうか。