彩図社文芸部 編纂(2015)
刺青 / 谷崎潤一郎 著
過去世 / 岡本かの子 著
畦道 / 永井荷風 著
袈裟と盛遠 / 芥川龍之介 著
人間椅子 / 江戸川乱歩 著
お小姓児太郎 / 室生犀星 著
俄あれ / 里見弴 著
少女病 / 田山花袋 著
瓶詰地獄 / 夢野久作 著
私は海をだきしめてゐたい / 坂口安吾 著
片腕 / 川端康成 著
以前にも借りた本。途中までしか読まなったらしく、「畦道」あたりから記憶がない。でも「人間椅子」「お小姓児太郎」は覚えてるんだよね。読めそうなやつを選んで読んだのかな。多分そうだな。
読破しなかったからブログに書かなかったんだけど、読みきれなかった本も記録しようかなと思って、今回は書いてみる。
今回は「瓶詰地獄」「私は海をだきしめてゐたい」「片腕」を追加で読んだ。
「片腕」、しばしばゲーム文アルの二次創作でモチーフになっているのを見かけるんですが、いきなり腕が外れるとは思わなかった(そういうファンタジーっぽい川端康成を初めて見た)。びっくりした。
私が大学生だった頃はしばしば「手首を外して投擲したい(投げやりな気持ちを表す言葉)」と思っていたので、腕……外したいよね……と思いました(そういう話ではない)。
腕の陰影の描写があまりにも美しい。
「瓶詰地獄」は構成が面白かった。ドグラ・マグラ読んだことないのだ。チャカポコ。
「私は海をだきしめてゐたい」作者は人生が嫌いなんだろうか。