橋本 治 著
内田 樹 著
野梨原花南先生が昔、橋本治さんの「恋愛論」についてポジティブに書いてらしたなあというのと、その方が亡くなってしまったこと、内田樹さんの著書の中でしばしば橋本治さんに言及があること……などから手に取った本。
よしもとばななさんの「人生の旅をゆく」を読んで、「世代間の違い、または断絶」について気になるようになっていた。そういう意味でも読んでよかった。*1
終戦直後の時代からずいぶん違う時代を自分は生きている。その間にいる人たちがどんな社会に生きてきて、どんな価値観をもっているのか、自ら思いを馳せるのはたぶん大事なことなんだと思う。それは自分自身がどんな場所で育ってきて、どんな考えをしているのかにも繋がるので。
そして橋本治さんの単著もいずれ読んでみたいなあと思う。
*1:当該記事の中でも私は『時代の変遷と人間の違いをもっと知りたい。』と書いているな。