単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

読んだ:ルパン対ホームズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

モーリス・ルブラン 著
平岡 敦  訳

 

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初めてルパンを読んだし、初めてホームズを読んだ(なぜか先にホームズのパロディ(パスティーシュというらしい)を読んでしまっている:

読んだ:シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱 - 単品と単品)。

 

アルセーヌ・ルパン

ルパン、かっこういいな!? なんか名前もかっこういい。
「怪盗と探偵」というと、野梨原花南先生の「マルタ・サギーは探偵ですか?」がいちばんに思い浮かぶ私です(

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%81%AF%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B-%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%93%E3%82%A1%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E8%A6%8BL%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%87%8E%E6%A2%A8%E5%8E%9F-%E8%8A%B1%E5%8D%97/dp/4040703995 何度か版を変えて出されていて、これは比較的最近のやつ。挿絵を鈴木次郎さんが描かれている(刀剣乱舞の宗三左文字はじめ左文字兄弟とか、日本号とかのイラストレーターさん)。)
「マルタ・サギーは探偵ですか?」シリーズに出てくる怪盗もそりゃあもうかっこういい。あちらは舞台がロンドン風の架空の街なんだけど。
パリを闊歩するかっこういい怪盗、すごくいいな。それはそれで絵になるし。

 

シャーロック・ホームズ

そしてホームズもかっこういい。
なお原作では「ハーロック・ショームズ」になっているらしい?
ルパンシリーズに出てくるホームズだから、ルパンの方がちょっといい感じに描かれているみたい。でもホームズの無骨な感じが際立っていてそれはそれで好き。
フランス対イギリスだった。
こういう風に彼らは互いを意識しあっているのか、なるほど……(?)

 

ワトスンくん

ワトスン君はあまりにもアホなわんこだった。ルパンの置き手紙に騙されてホームズを襲ったり、ルパンの手下に骨折させられて入院したりするし、そのたびホームズに皮肉を言われている。でもホームズは「親友」って呼ぶのだ。フランス人作者はイギリス人の間の友情をどうとらえているんだろうか。
ワトスンくんは「助手」と聞いていたのに、本作のワトスンくんはホームズのアホな腰巾着って感じ。本当にこんなか? と思っていたら、解説の中で「シャーロック・ホームズシリーズを未読の人へ、本当のワトスンくんはこういうんじゃないから、シャーロック・ホームズシリーズを読んでね」と書かれていた。親切だ。

 

お風呂で本を読む

寒くなってきたので、湯船で本を読んでみた。身体は温まるし、本は読み進められるし、良いことしかない。お風呂に本を落とさないように、のぼせないように気をつけたい。