梓澤要 著
※リンクは文庫版だけど、私が読んだのはハードカバーでした。
ミュージカル刀剣乱舞「葵咲本紀」の予習のために読んだ本。
この間読んだ「家康の子」と違う解釈の部分を意識しながら読みました。
歴史小説って、面白い……!
歴史について現代に残っている情報から、自分で物語を組み立てているんですね。自分の解釈を入れて、史実を取捨選択して!
それって、とっても、面白い……!!
こちらは現代に残る秀康のお墓の描写から入るお話でした。秀康と貞愛のお墓、そして二人の母親のお墓は並んで建っているらしい。というわけで、母と双子の弟に焦点が当たっていました。
家康との感情の書き方も違ってはいたけど、よくある「ただ嫌われていた」みたいな書き方ではなくて読み応えがある。
歴女になりそう。