デイヴィッド・アーモンド 著
山田順子 訳
(原題「Skellig」)
図書館で、タイトルが気になって借りた本。
不思議な女の子が出てくるあたり「華氏451度」と似てる。でもこっちの女の子とは死ななかった。よかった。
「肩胛骨は翼のなごり」、とても良かった。洋書は苦手なことが多いけれど読みやすかった。訳者あとがきによれば児童書とのこと。ふむ。読みながら、原題は「スケリグ」じゃないかなあ、と思っていたら本当にそうだった。
児童書なのに、学校教育反対勢をあんなに書ききっちゃって、社会的に許容されたんだろうかと気になってしまった。私が小学生だったら読みたいけど。著者はもともと教師らしい。
小説は「読者が予感した良いこと/悪いこと」と、「読者が想定していなかった良いこと/悪いこと」をうまいこと組み合わせて書くのかしらん、と思いました。これは気づき。