単品と単品

ハンバーガーとチーズバーガーを食べたいときもある

読んだ:華氏451度[新訳版]

レイ・ブラッドベリ 著

伊藤典夫 訳

 

https://www.amazon.co.jp/%E8%8F%AF%E6%B0%8F451%E5%BA%A6%E3%80%94%E6%96%B0%E8%A8%B3%E7%89%88%E3%80%95-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%ABSF-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%AA/dp/4150119554

 

この歳になってやっと読んだ。
確か、大学生の時に読もうとして、序盤で挫折したのだった。洋書に慣れていなかったからかもしれないし、年代的に違う訳だっただろうから、合わなかったのかもしれない。*1

 

これを読もうと思ったのは、先日読んだ本で「古典やSFを読み、遠い時代に思いを馳せることで、現在抱えている悩みがちっぽけに思える」のような記述があったから。

 

読んでみて、面白かった。読めてよかった。

必要な刺激がどんどん強烈になる、という話、そうだなあと思った。今もそういう傾向はあるんじゃないだろうか。直接は関係ないが、スマホアプリのアイドルゲームのストーリーの中では、夢破れた高校生が自殺したり、主人公の父親が獄中で死んでいたり、死にはしなくても陥れられた高校生の心が折れたりと、設定が強烈である。
「誰かが死ななければ感動できない」ようになってしまんじゃないかと、ちょっと心配である。

 

おまけ。「華氏451度」を読んですぐ、映画「プロメア」を観た。

promare-movie.com

「火を燃やす」と「火を消す」話としか知らずに観た。
観る前、「華氏451度」が混ざってしまって、本が燃えたらどうしようと思ったりした。

※本は燃えなかったし、「プロメア」は面白かった。

 

 

*1:今でも洋書が得意というわけではない。